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合研2021に参加してみて

  • カテゴリー:職員講習会より

7/31と8/1にハイブリット開催された合研(第53回 全国保育団体合同研究集会 in広島)、職員さんと事務局のおじさん達は休日返上で、第2はと保育園ホールに集まりました。休憩は挟むものの、半日や1日のオンライン視聴はお尻が痛く、忍耐を要しました。私が言うのも何ですが、皆さんよく頑張っていました。合研のオンサイト会場は、100年草木が生えないと言われたこともあった”広島”です。広島の保育園では、幼児期前半から平和教育に取り組んでいるそうです。まずは、平和とはなんだろうと考える。それはありふれた日常であろうとは思いつつ、私も言葉では理解しているつもりです。しかし、戦争を知らない我々は感覚として理解していない、できないからこそ考えることが必要なのだろうと感じました。

コロナ禍での保育、子育てに焦点が当てられました。人と人が分断された毎日、感染対策が第一だからしょうがないです。当たり前に顔を合わせる、隣に座れる、人と話すということがどんなに居心地の良いものであるかを痛感させられます。1日目のフォーラムでは、とある保護者の体験談で、コロナ禍でも保育士さんと「話をしてよかったんだ、相談をしてよかったんだ」というお話がありました。当たり前のことができないことに違和感を覚えなくなり、無意識に焦りや不安が募っていたこの頃でした。まさに子育ての現状は、分断、孤立、社会的なコミュニケーション障害と言っても過言ではない状況の中にいるんだなと思いました。

2日目は、東京都立大学の田中浩司先生の講座を視聴しました。「夢中になって遊びこむ保育を、幼児期の発達と豊かな実践から考える」、遊ぶでもなく、遊ばせるでもなく、”遊びこむ”です。大人が用意して与えられたものではなく、自分たちの遊びを作り出し、仲間とともに深めていく、そうした子どもの背中を大切にしようという視点、少しだけ保育士さんの考えに触れられた気がして、自慢げに家へ帰りました。

子育てや保育について、ゆったりと自分以外の考えに触れることで、リフレッシュできました。また機会があれば参加したいと思いました。ありがとうございました。

事務局 小原