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発達の過程を踏まえた保育

  • カテゴリー:職員講習会より

5月25日(土)
前橋総合福祉会館において、龍谷大学教授の白石正久先生の学習会に保育士みんなで参加しました。

泣いている2ヵ月の赤ちゃんに「おなかすいたね、ごめんね。」と話しかけるともっと大泣きになるのは、心が分かってもらえるともっと伝えようとするから。コミュニケーションの出発点でもあり、「心を一つにする」人間関係のはじまりでもある。そうゆう土台があると時が満ちると喋り出す。

こどもの「喜びを認めてほしい」という眼差しをスマホやTVなどを見ていて眼差しを受け止めてもらえない事はとても残念。受け止められる事によって人間は乗り越えられていく。

散歩の大切さに触れて、乳幼児期に命との出会いをどれだけ生活の中に織り込んでいくか、いろんな命に出会う機会をもうけてあげて、友だちの見つけたもの憧れの眼差しで見る。そうゆう出会いが保育の中にたくさんあるといい。

どんなに平仮名が書けても、文章は書けない。書き言葉の早道はお話をする事。書き言葉は経験が大切。お話をする喜び、お話ししたくなる事をいっぱいさせて、話をいっぱい聞いて下さい。聞く余裕のある家庭生活であってほしい。

通る道(やり方)は1つでなくていい。その道をいくつも用意してやるのが保育士。1つでない世界を用意してやらなあかん。

他にも人見知りや指すい、4・5歳児の発達など細かに話されました。またOECDの中で、日本の保育予算は34か国中34位。最下位。もっとこどもたちのためにお金を使って欲しいと保育士が声をあげるのは、こどもを愛しているから。こどもはいいものにならなければいけないから。という話もありました。そうですよね。

どの話も深い愛のある支店でこどもを見、語る白石先生。保育士に大切な視点を置き土産にしていってくれました。3時間の講義があっという間で中身の濃い学習会でした。