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新年度父母総会

  • カテゴリー:0,1歳児

卒園児の人見綾子さんと真下遼平さんが4月5日の新年度父母総会に来てくれました。
2人は第二はとを卒園して35年ぶりに町で偶然出会い、お互い一目で保育園で一緒に過ごした友達だとすぐに分かったそうです。絆の深さにとても感動しました。そんな2人が第二はと保育園での在園中の貴重な体験や思いを保護者の前で話してくれました。
【真下遼平】
約35年前に第二はと保育園を卒園しました。 園児のときはもちろん、 物心がつくとそれまでありふれた保育園生活と思っていたのが、貴重な体験の連続だったと感じるようになりました。

・竹馬を自作し小さな園児が自由自在に乗りこなす。
・穴掘り等自分でやりたいことはとことん自由にやらせていただき、無我夢中でやったことの成功体験をたくさんする。
・散歩・キャンプ・素足生活等でより自然と触れ合い本能的に自然の素晴らしさや危険さを学ぶ。
・成長の先取りをせず、その時間で絵を描いたりマタンプシの製作をしたり成長するための基礎をかためる。

このような体験をたくさんさせていただきました。 そして、 その体験は例えば自分が物事に集中して成果がでたとき、 第二はと保育園のお陰なのかなと感じるときがときどきあります。
私は、自分の子供の子育てが終わった者でも教育者でもなく、教育ということがまだよくわかっていませんが、自分は第二はと保育園が合っていて園の先生と入園させてくれた両親に感謝しています。

今回、第二はと保育園に訪問させていただいたとき、園の教育方針が変わっていないことにとても感心しました。 過去から現在までのたくさんの先生たちが一生懸命考え抜いてチャレンジして経験しやっとたどりついた一つの答えである教育方針なのだと思いました。

とにかく、とてもいろいろな体験をさせていただきますので、園児も保護者もこの短い期間をとことんエンジョイしてください!

【人見綾子】
私は第二はと保育園が大好きでした。 保育園ではキャンプや海合宿、 縫物など数えきれないほど、たくさんの経験をさせてもらいました。 様々な体験を通して、 私は「憧れる」 という大切な感情を芽生えさせてもらったと思います。 先生や友達が、 リズムですごく高くジャンプすること、キャンプの付き添いの大人たちが火をおこしてくれたこと、格好良くて、きれいで、すごい!と子どもながらに憧れて「あんなふうになりたい」と思っていました。 憧れるというのは、相手を尊敬する気持ちと同時に自分を知るということでもあると思います。 私はあんな風にできない、じゃあどうしたらできるだろうと自分で考えて努力する、これは人として育っていくのにとても大切なことだと思います。

このような保育は先生方が「いま」この子たちが何に興味があるのか、夢中になるのかをいつも真剣に見つめ、求めていること、 先生ご自身の身体、心、想い、知識、 時間、 お金・・・などすべてを子どもたちに与えてくれていたからで、 これは 「愛」 なのだと思います。

大人は子どもがみんな同じように、早くできるようになることを求めがちですが、 第二はとの先生たちは子どもがチャレンジすることを大切にして、見守ってくれました。 子どもそのものを想い、すべてが子どもたちのため、この「愛」の大きさに気がついたとき、 ああ、 だから私は保育園が大好きだったのだと腑に落ちました。 同時にそのことを思うと今また感動し、とても嬉しく、 感謝の気持ちがあふれてきます。

第二はと保育園では子どもを預かって」いるのではなく「守り、育てている」 ということを強く感じます。もしかしたら、お子さんが大きくなるにつれて 「英語を習わせなくて大丈夫かな」とか「小学校ではタブレットが配布されるのに、いま触らせなくて大丈夫かな」 などと不安になるかもしれません。けれど第二はと保育園で子どもたちは「人間として本当に幸せになっていく、人間としてしっかり生きていくための土台を、毎日作っている」ことを思い出してほしいと思います。

他の保育園より洗濯物や、保護者のお手伝いが多いかもしれない。けれど、お子さんのために大きな自然と愛の中で過ごせるこの保育園を選んで仲間入りしたお父さん、お母さん。それだけでもう、はなまるだと私は思います。 キラキラしたお子さんの毎日を共に感じ、 そしてお子さんが卒園するときは、お父さん、お母さんご自身も、頑張ったなあと思って卒園して欲しいと思っています。