保育方針


自然の中で生活することは、人間本来の姿です。
人間が人間らしく、心身ともに健康に生き、かつ、育つためには、自然の中で生活することは不可欠です。

  • 丈夫な体の子に子どもの健康と体の発達に対する配慮をもとに、体を丈夫にし、体力をつけ、運動能力をのばす
    1. 薄着の習慣をつける
      • 一年中素足で生活する。冬でも下着は半袖で過ごす。
    2. 好き嫌いなく何でも食べられるようにする
      • 甘いものはなるべく避け、野菜類を多く摂る。
      • できるだけ自然なものを与える。
      • そしゃく、飲み込む力の弱い子は、全身を動かすことによって食事の意欲を引き出す。
    3. 一日一定時間、自然の中で外気に触れて遊ぶ
      • きれいな空気、太陽の光にふれさせる。
      • 年齢に応じて、一日一定距離、自然の中を歩かせる。
      • 水・砂・泥遊びを十分にする。
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    4. 生活のリズムをつける
      • 遅くとも朝は6時30分までに起こし、夜は9時までに寝かせる。
      • 一日一定時間午睡をする。
      • 朝、登園前にかならず排便をさせる。
  • 確かな考えを持ち、自分で表現できる子に
    1. 目的に向かって行動できる子に
      • 一人一人の要求を大切にし、毎日の生活を快適に送らせる
      • 発達の先取りはせず、十分な手立てをした上、待つことを大切にし、子どもの可能性をのばす。
      • のめり込んで遊べる子にする。
    2. 生活体験を豊かにする
  • 友達といることに喜びを感じ、友達を大切にする子に
    1. 一人一人の子どもを大切にし、子どもが愛されているという確信を持たせる。
    2. 人間を限りなく大切にし、仲間と共感しあって遊べる子にする。満ち足りた気持ちは、やさしさ、おもいやりを育てる。
  • 豊かな情操を持った子に
    1. 四季折々の多様な教材を身体で感じ、自然の中で生活させる。
    2. 集団の中で、発達に合わせた多様な遊び、おもちゃや遊具、絵本や物語、絵や造形活動、歌やリズムなどの活動を十分体験させる。
  • 正しい生活態度を持った子に
    1. 規則正しい生活習慣をつける
    2. 基本的生活習慣を獲得させる
      • 手洗い
        • 食事の前、おやつの前、排便、排尿後、手をあらうように働きかける。
        • 0才は保育士が洗ってやり、1才児ころから一人で洗えるようにする。
        • 1才児後半から、水道が自分で止められるように働きかける。
          水にふれる
      • 排便、排尿の後始末
        • はじめはふいてやり、だんだん自分でふけるように働きかける。
        • 2才くらいから、水を流すように指導する。4才で自分でふけるようにする。
      • 靴の始末
        • 未満児は散歩の後、昼寝のとき、保育士が手伝いながらしまう。
        • 4,5才児は朝の自由遊びがすんで、部屋に入った時と、昼寝の時と、自分で片付けられるようにする。
      • 食事
        • スプーンは0才後半より、箸は2才後半より使いはじめる。
      • 着脱
        • 4才までに全部自分でできるようにする
      • 衣類の始末
        • 汚れ物は自分で入れられるように援助する。
        • 4,5才児は自分で始末する。